日々イエンゴ

全国の会員が日々の相談・検査・設計・研究などの活動から皆さまに役立つ事例、家づくりに関する地域の情報、社会情勢ニュースに対する専門家としての意見などを発信していきます。

大工の減少危機

 大工の減少、高齢化が加速しています。
 5年ごとに実施される国勢調査で、10年で10万人以上減ったとのこと。

 また大工人口自体が減少している中、65歳以上に占める大工の割合は増したそうです。

 大工あっての家づくりだと思います。
 住み手のいろんな注文を受けて仕上げる高度な技術が要求されます。


 その技術は人を通じて伝承されることから独特の徒弟制度が生まれ、精進を重ねる職人気質や手抜きを嫌う職業倫理が培われてきました。

 そういう大工が手仕事で造る家が持つ豊かさに気付けば、大工の減少がどれだけ痛手か分かります。
 工場生産の家が氾濫する時代ですが、大工が手仕事で造る家づくりを実践する地域工務店の存在は残さなければならないと考えます。


 当会は匠文化の再評価をすべく、姉妹NPOの地の家ネットと地の家運動を進めています。

関東:石川 克茂


家づくりを楽しく~設計教室がオススメです

イエンゴ設計教室

イエンゴ設計教室を受講された方が、当会の設計サポートを利用して建てた住まいの洗面台です。

間取り以外でもオリジナリティあるデザインで建て主さんとつくりあげました。

イエンゴ設計教室は自分で間取りを考えてみたいという方におすすめの間取り作成教室です。

全4回の参加しやすい教室です。

対面形式またはZoomを使ったオンライン形式、どちらでも選択できます。

お申込み・ご質問等は事務局までご連絡ください。

TEL:03-3405-1358  mail:info@iengo.ne.jp


工芸を暮らしに


日本の伝統文化、それを支える伝統技術、これからも残すべき、伝えるべきものがあるのではないでしょうか。

地域の伝統工芸もそのひとつ。

関東の窯場のひとつに益子焼があります。飾り気のない素朴な色合いで、毎日の生活で使われる茶碗や皿といった生活に密着した陶器です。
陶器は「土もの」と呼ばれ、力強く、温かみのある印象があります。
こういった焼物産地の陶器を住まいの洗面ボウルにすることも魅力的です。

伝統工芸を暮らしに取り入れる。

家づくりで地域文化や産業と係わり、貢献することはいかがでしょうか。

関東:石川 克茂