日々イエンゴ

全国の会員が日々の相談・検査・設計・研究などの活動から皆さまに役立つ事例、家づくりに関する地域の情報、社会情勢ニュースに対する専門家としての意見などを発信していきます。

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なぜ平気で使えるのか?

 当会で検査をした建設会社さんの排水管の写真です。

 実はこの排水管は、あるハウスメーカーさんの社名印字シールが貼ってある製品でした。



 下請け設備業者さんがそのハウスメーカーの仕事もしているため、在庫を持っていて別の建設会社のこの建物で使用した訳です。


 当初から使用予定の排水管と同仕様の素材のものを使っていれば、性能は同等だから問題なしという判断のようです。

 仰る意味は解るのですが、建て主さんからすれば、他のハウスメーカーの建物で余った材料を、断りもなく自分の家づくりで堂々と使われた訳ですから気分の良いものではありません。

 下請け設備業者さんの感覚と、他社の社名が入った部材を自社の建物に存在することに平気な現場監督さんの感覚が理解できませんでした。



 たぶん印字されていたハウスメーカーさんは、下請け業者さんにはオリジナル部材を他社の現場での使用を禁止しているはずですので、ルールを破る下請け設備業者さんに対して、この後の建物内部配管の工事を任せるのが心配になってしまいます。

 
 もちろん検査時に建て主さんには報告致しました。

関東:石川 克茂



11/4,5 第46回渋谷区くみんの広場 ふるさと渋谷フェスティバルへ出店します

第46回 渋谷区くみんの広場
ふるさと渋谷フェスティバル へ今年も出店します。



新築・改築・リフォーム・リノベーション・地震対策、
家づくりの進め方や契約・設計の内容が分からない、
工事中の心配ごとなどご質問に当会の一級建築士会員が無料でお応えします。
お気軽にご相談ください。

11月4日(土)5日(日)

◆「ふるさと渋谷フェスティバル」◆



連絡先:NPO法人 家づくり援護会
 TEL:03-3405-1358
 FAX:03-3405-1398
 e-mail:info@iengo.ne.jp



埼玉県久喜市のふれあいセンター久喜にパンフレットが置いてあります。

当会の説明リーフレットが ふれあいセンター久喜 に置いてあります。





家づくり援護会は地域のために進んで継続的に活動している市民活動団体として
埼玉県久喜市のウエブサイトに掲載されています。



埼玉県さいたま市・久喜市・幸手市で家づくり無料相談会を開催しています!

家づくりの進め方、
請負契約や設計の内容が分からない、
工事中の心配ごと、
住まいの不具合、
地震対策、等々
ご相談に一級建築士が応えます。お気軽にご予約ください。



ご希望の方は当会事務局 石川までお問い合わせください。

予約先:NPO法人 家づくり援護会 担当:石川
 TEL:03-3405-1358
 FAX:03-3405-1398
 e-mail:info@iengo.ne.jp





 当会では「防震」と呼んでいる「誰もが出来る家の地震災害防止対策」を推奨しています。

 とりわけ高齢者や障害のあるか方などが住む家では、家具転倒などの被害によりケガをする可能性があることはこれまでの地震災害の中で明らかです。

 ケガの可能性を最小限に留めるためにどうすれば良いか。

 今の家を耐震化するのは費用の面でも困難であるならば、家の中の安全な場所と避難路の確保だけでもすべきです。



老朽化したマンションの諸問題

建築資材の高騰の影響で住宅の新築が減少し、

今後は、戸建て、マンションともリフォームの物件が増えていくと思われます。


特に、老朽化したマンションの管理、修繕、建て替え、住民の立ち退き等、

緒問題が指摘されています。



管理に関して法的な動きがあります。

マンションの管理方法を定める区分所有法などの改正です。

例えば、現在建て替える場合には集会(総会)で5分の4の賛成が必要ですが、

高齢化などの問題で、必要な賛成を得るのがむずかしくなっていると言います。

解決案として一つは、必要な賛成数を現状の5分の4から4分の3、あるいは3分の2に引き下げる案など出ています。



今後、マンションについていろいろな動きが出てくると思われます。



家づくり援護会ではマンション物件の検査をしております。

ぜひ、マンションの新築、中古検査をご利用して

安心な住まいを確保して欲しいと思います。


北海道:今井 正樹


外壁のチェックポイント

 家は必ず経年劣化してきます。


 定期的なメンテナンスを行うことが、家を大切に永く使い続けるためには欠かせません。

 そのなかでも常に風雨にさらされ、太陽にあたり続けている屋根と外壁は特にメンテナンスが必要とされます。

 建ててすぐの時はきれいな屋根や外壁も、年月とともに徐々に劣化が進んでいきます。




 外壁についてご自分でもできるチェックポイントをお伝えします。

 サイディング張りの場合、全体を手でこすると白いチョークを塗ったようになると塗装するタイミングになって来ていると言えます。

 また、タイル調や石目調など、ガラが入っているサイディングだと全体的にはきれいでも、劣化してくると雨漏りの原因にもつながりかねないのが、サイディング同士のつなぎ目にあるシール部分です。

 パッと見はきれいな状態の外壁も、シール部分を見ると亀裂が入って隙間が空いてきていることがありますので、これもメンテナンスのタイミングと言えます。




 屋根や外壁は、10年から15年ごとにメンテナンスが必要と言われますが、ご自分で外壁を見てみることも良いと思います。

 その他にも、気が付かなかったことが発見できる場合もあるかもしれません。

 お部屋の中は見ていても。外回りは普段じっくり見ることが無いと思いますので、たまには家を見つめ直すきっかけになると思います。




 ご自分の家の状態を知っていれば、突然やってくる訪問悪質業者にも騙されることもなくなります。
 
 不安なことを言われたら、その場では返答せずイエンゴにご相談ください。


理事長:植田 達二