大雨による浸水被害への対応

九州地方および今般の豪雨により被災されている
皆さまには心よりお見舞い申し上げます。
大雨が予想されている地域のお住まいの皆さまには早い避難を心掛けていただければと思います。
今般の雨でも床下浸水、床上浸水の被害にあわれた方も多くいらっしゃるようです。
住宅の床下又は床上まで水が来てしまった場合、水が引いた後の対処が重要になります。
床下浸水では、床下にたまった水を抜くことが最初ですが、
畳や断熱材などには大量の湿気が溜まっています。
風通しを良くして湿気をしっかりを抜くようにしてください。
表面上は乾いたとしても、内部まではなかなか乾きませんのでご注意ください。
床上浸水の場合、水を抜くだけでなく床や壁を剥す必要が出てくる場合があります。
床下にたまった泥の撤去から始まり、床組みを全て取り払う必要があります。
壁なども内部にたまった水、湿気を取りるためには壁材を剥す必要が出てきます。
その後にしっかり乾燥させてから新しい床、壁を作っていくとになるますので、
期間と費用が大きくなってしまいます。
対処については、依頼する地域の施工者などともよく話し合って進めてください。
浸水被害はその地域のハザードマップにより危険度が調べられますので、
一度確認されることをお勧めします。
また、新築を計画する場合でもハザードマップを確認のうえ、
地盤の高さや基礎の高さを上げておくことで被害を最小限にすることもできます。
安全に暮らすために地域を知って建物の計画を立てることが重要です。
近年の自然災害は「〇〇〇年に一度」と言われるケースが増えているように感じます。
ご家族の命を守る対策、備えなど、家づくり援護会でも相談いただけますのでご活用ください。
理事長:植田 達二