関東・首都圏 活動ブログ

全国の会員が日々の相談・検査・設計・研究などの活動から皆さまに役立つ事例、家づくりに関する地域の情報、社会情勢ニュースに対する専門家としての意見などを発信していきます。

とちぎボランティアNPOセンターにパンフレットが置いております。


 とちぎボランティアNPOセンター「ぽ·ぽ·ら」に当会の案内パンフレットが配架してあります。

ご興味のある方はお持ち帰りください。

当会著の「建てる前に読む本」も本棚にあります。

栃木県での住宅需要者支援と社会貢献活動の団体として県民の方に知って頂ければと存じます。



とちぎボランティアNPOセンター ぽ・ぽ・ら
栃木県宇都宮市昭和2-2-7
TEL:028-623-3455



家づくり援護会は「ぽ·ぽ·ら」の登録団体です。

紹介内容についてはこちらのページをご覧ください。




ツーバイフォー(ツーバイシックス)工法での検査必要ポイント

 当会のツーバイフォー工法の欠陥住宅予防検査では「1階床根太土台検査」があります。

 他の検査機関ではあまり実施していませんが、当会は重要と考えて検査しています。



 土台の釘留め不足や、土台位置のズレなどを指摘すること以外に、写真のような土台を支える鋼製束の不足も指摘することがあります。


 建設会社さんから「この検査で指摘事項ってほとんど無いのでは」と聞かれることがありますが、時々ある訳です。


 その時々ある構造的問題点を防ぐのが当会の欠陥住宅予防検査なのです。

関東:石川 克茂



家具配置換えも地震対策

 「地震は不安」と感じながら、どこか他人事にしてしまって、根拠のない「大丈夫」で過ごしている方も多いはずです。




 「防災」というと、備えるのが大変・何から手を付けて良いかわからない・何といってもお金が掛かるという印象が大きいですが、当会の地震災害対策「防震」は必要以上にお金をかけず、すぐ始められるのが最大の特徴です。


 大地震が起きると、家の中の家具などが凶器になることが多いです。下敷きになって死に至る可能性もあります。


 その対策として防災金具で至るところを固定するのも方法ですが、購入したまま面倒で取り付けていない方や、実際問題にお金も掛かるし、インテリアとして見た目も悪いとして控える方も多いです。


 例えば部屋の模様替えでもやり方次第では対策になります。


 家具の倒れそうな方向や避難経路確保を踏まえて模様替えすることならまず始められるかと思います。

関東:石川 克茂



9月1日は防災の日

 いつどこで地震が起きてもおかしくない「地震大国・日本」。

 今後30年以内に首都圏直下地震が70%、南海トラフ地震は70~80%の確率とも言われています。



 9/1は防災の日。

 1981年6月以前の建物が旧耐震基準で危険として、行政では「耐震補強工事が必要」と言うのですが、当会へ届く相談では費用面で困難と仰る方が多いです。

 しかし何も対策をしない訳にはいきません。

 近年発生した地震でけがをした原因を調べると、約30~50%の人が、家具類の転倒・落下・移動によるものです。


 家づくり援護会では地震災害対策についてのご相談も受け付けております。

 「何からどう備えれば良いか?」「どこで寝るのが一番良い?」などの相談や、家具転倒防止策や建物内の避難径路の確保方法アドバイスなどを、住宅に精通した建築士がサポートしています。

 備えたくても備えられないとお悩みの方は家づくり援護会事務局までご連絡ください。


NPO法人家づくり援護会 事務局
東京都渋谷区千駄ヶ谷4ー3ー1ー602
 TEL:03-3405-1358
 e-mail:info@iengo.ne.jp



基礎工事検査の重要性


 建築工事中の第三者検査の重要性を我々はお伝えしていますが、後からでは見えなくなってしまう部分の検査は非常に大切です。

 家づくりのスタートとなる基礎工事は、コンクリートを打ってしまうとそのなかの鉄筋の状態は後からでは全く見えなくなってしまいますので、必ずコンクリートを打つ前に見なければなりません。



 ポイントは、鉄筋が設計通りの物が適正に入っているかどうか、鉄筋の周りのコンクリートの被り厚さが取れているか、などをチェックします。

 基礎の中央に鉄筋が入っていることが基本となり、鉄筋と枠の間がコンクリートの被り厚さとなります。

 基礎は、鉄筋とコンクリートが一体となって適正な強度が確保されますので、この被り厚さは非常に重要です。



 この被り厚さをきちんと取らずに、適当に工事がされた場合は後々問題が発生してしまいます。

 出来上がったばかりのときはきれいな状態で、見た目では何も問題が無いように見えてしまいます。

 しかし、年数が経ってくると、コンクリートが薄い部分では鉄筋の錆が発生し、コンクリートを壊してしまうことも起こります。

 写真のように壊れた基礎を見てもらえれば、実は鉄筋がすぐ下にあったことが解ります。



 このように、後から解るようではどうしようもありません。
コンクリートを打つ前に、見えなくなる前に検査を入れることが大切であることがお解り頂けると思います。

理事長:植田 達二