日々イエンゴ

全国の会員が日々の相談・検査・設計・研究などの活動から皆さまに役立つ事例、家づくりに関する地域の情報、社会情勢ニュースに対する専門家としての意見などを発信していきます。

悪質リフォーム業者

 悪質リフォームを繰り返したとみられる容疑者が

建設業法違反容疑で逮捕されたニュースが最近報じられました。



「屋根の瓦がずれている」などと不安をあおり、

不必要な工事の契約を結んでいたとみられているとのことでしたが、

当会にも「突然の訪問業者に[お宅の屋根瓦が外れている]と言われたが、

信用して工事を依頼してよいものか?」と出張相談の依頼がきたことがあります。


 業者に「近くの自分の現場からお宅の屋根瓦が外れているのが見えた。

無料で屋根に登ってよく調査してあげる」と言われ、了承してしまいました。

業者は屋根から降りてくるなり、

「これが外れた瓦。早く直さないと雨漏りする。他も危ないので全体の補修が必要。」とし、

後日110万円の見積書を出してきたとのことです。その段階で当会にご連絡されました。


 当会で屋根を調査したところ、業者が「外れていた」と差し出した瓦は、

乾燥した土埃のついた瓦で、到底外れて数日雨風にさらされたものではなく、

つい最近外れた感じのものでした。

また外れた箇所の周りの瓦固定針金も、最近切断された切り口の状態でした。

業者が言う「近くの現場」は無く、何軒先の遠目では瓦は判断できません。

当会としては、「故意に瓦を無理やり外された」と判断しました。

また見積書に記載の会社をネット検索してみると疑問点が多く感じられたため相談者に報告し、

その結果、相談者はその訪問業者と連絡を取るのやめました。

訪問業者から上記のように言われたら、その場では話を聞くだけにして、

その後に念のため会社や代表者をネット検索で調べたりしましょう。

それから検討しても遅くありません。





関東:石川 克茂


備えを意識しよう

東日本大震災から14年になりました。


地震や自然災害に対する備えを常に意識することが重要だと思います。



昨年、札幌で防震セミナーが行われ、

多くの人に参加していただきました。



地域のつながりを深めて、情報を共有することが災害時の備えにとても大切だと

あらためて感じました。



イエンゴでは、防災の重要性を伝える活動をしています。

このような活動を通じて

是非、災害時の備えにしてほしいと思います。



北海道:今井 正樹


防災セミナーを町内会で開催しませんか

 家づくり援護会では、新築やリフォームなどの家づくりのサポートだけでなく、

今の住まいで安全に暮らせるためのサポートも実施しています。


 昨今、全国的に地震や豪雨などの自然災害が発生し、

人的被害が広がっていることもあり、

ご自宅の備えが一番の課題であると考えています。


 そこで、町内会や自治会で開催する「防災セミナー」に講師として伺い、

防災の基礎知識と誰でもできる自宅の備えを普及する活動をしています。

防災の考え方として「自助、共助、公助」がありますが、

「自助」に対する備えをしなければ共助も公助にも続かないのではないでしょうか。

セミナーは、自助をメインにしたプログラムとなります。


 町内会や自治会の防災担当者の皆さまには、

日ごろより様々なご尽力をされていることと思います。

是非、地域住民向け(特に高齢者向け)に「地域防災セミナー」を開催していただき、

命を守る備えを普及していいただければと思います。


 90分程度(質疑応答含め)のセミナーで少しでも防災に目を向けて

いただくことが重要であると思います。



 セミナーの詳細は、電話:03-3405-1358(本部事務局)

またはメールホームページのご質問フォームからお問合せください。

理事長 植田達二


現場を観る目を増やす

皆様が信頼して請負契約をした建設会社さん。

それでも「ちょっとだけ心配」、
「ちゃんと出来ていることを第三者から教えてほしい」、
「自分の信頼は間違っていなかったことを証明したい」と思っている方、
結構いらっしゃいます。

そんな方に、当会の「欠陥住宅予防検査」をおすすめ致します。



当会の欠陥住宅予防検査の特徴

①建て主さんからの直接依頼のみ受託
(=建設会社からは受託しないことにより、本当の意味の第三者性を担保)

②図面との相違点・施工問題点・不適合箇所を指摘
(=検査として当たり前のことを、住宅に詳しい当会検査員が、より詳細に漏れ無く実施)

③良く施工されていた点も報告
(=より建て主が安心出来るためには、指摘事項のみの報告では足りない)



建設会社さんが、第三者機関による工事中の検査を
いろんな理由を付けて拒むようであれば要注意です。

もう第三者機関による検査は珍しいことではありません。

当会では、この欠陥住宅予防検査を建て主さんにおすすめしています。

この検査はハウスメーカーはもちろん、当会推奨施工業者であっても実施をおすすめしています。

信頼しているから不必要な訳ではありません。

建て主さんの建物を「観る目」を増やし、いろんな立場の人が協力して確認し、

より建て主さんがいろんな意味で安心出来るように進めるのが良いと考えます。

関東:石川 克茂



札幌での無料相談会は2会場で実施します。

昨年元日に発生した「令和6年能登半島地震」から1年が過ぎました。

避難生活をされている方、被災された方、

皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。



また今年は、阪神・淡路大震災から30年になります。


イエンゴとしては防震セミナーを開催しておりますが、

改めて住環境の防災に力を入れてきたいと思っています。



◆札幌市での無料相談会 会場が増えます。

①毎月第3土曜日/14:00~16:00 ※予約制
札幌市市民活動サポートセンター
住所:札幌市北区北8条西3丁目札幌エルプラザ2階
最寄りの公共交通機関
JR「札幌」駅北口から徒歩約3分
札幌市営地下鉄東西線、南北線、東豊線「札幌」駅から地下歩道12番出口から徒歩約3分
札幌市地下鉄南北線「北12条」駅から徒歩約6分


②毎月第3金曜日/14:00~16:00 ※予約制
北光まちづくりセンター:北光会館
住所:札幌市東区北18条東5丁目1番1号
最寄りの公共交通機関
中央バス東62「北18東5」下車すぐ

お問い合わせ:TEL 011-311-4491 メール:hokkaido@iengo.ne.jp
家づくり援護会 北海道支部




北海道:今井 正樹