関東・首都圏 活動ブログ

全国の会員が日々の相談・検査・設計・研究などの活動から皆さまに役立つ事例、家づくりに関する地域の情報、社会情勢ニュースに対する専門家としての意見などを発信していきます。

無料相談会での事例


無料相談会では家づくりに関する様々な内容のご相談をいただいております。




例えば、
・工事中の第三者検査の必要性
・自分で工事中の現場を観るときのポイント
・建設会社との契約締結までにすべきこと
・建設会社との設計打ち合わせで気を付けること
・間取りづくりを始める際にやっておくこと
・家の不具合をどう解決すれば良いか
・建て売り住宅を購入する際の注意点
・中古住宅を購入予定だか、建物以外に何か観ておくことはあるか
・家づくり援護会の建築主サポート内容
などです。



東京に事務局はありますが、千葉・埼玉・栃木・茨城でも相談会を開催しています(予約制)。

場所は町のコミュニティーセンターなどです。

https://www.iengo.ne.jp/side/news.htm

お気軽にお申し込みください。



関東:石川 克茂



現場を観る目を増やす

皆様が信頼して請負契約をした建設会社さん。

それでも「ちょっとだけ心配」、
「ちゃんと出来ていることを第三者から教えてほしい」、
「自分の信頼は間違っていなかったことを証明したい」と思っている方、
結構いらっしゃいます。

そんな方に、当会の「欠陥住宅予防検査」をおすすめ致します。



当会の欠陥住宅予防検査の特徴

①建て主さんからの直接依頼のみ受託
(=建設会社からは受託しないことにより、本当の意味の第三者性を担保)

②図面との相違点・施工問題点・不適合箇所を指摘
(=検査として当たり前のことを、住宅に詳しい当会検査員が、より詳細に漏れ無く実施)

③良く施工されていた点も報告
(=より建て主が安心出来るためには、指摘事項のみの報告では足りない)



建設会社さんが、第三者機関による工事中の検査を
いろんな理由を付けて拒むようであれば要注意です。

もう第三者機関による検査は珍しいことではありません。

当会では、この欠陥住宅予防検査を建て主さんにおすすめしています。

この検査はハウスメーカーはもちろん、当会推奨施工業者であっても実施をおすすめしています。

信頼しているから不必要な訳ではありません。

建て主さんの建物を「観る目」を増やし、いろんな立場の人が協力して確認し、

より建て主さんがいろんな意味で安心出来るように進めるのが良いと考えます。

関東:石川 克茂



なぜ平気で使えるのか?

 当会で検査をした建設会社さんの排水管の写真です。

 実はこの排水管は、あるハウスメーカーさんの社名印字シールが貼ってある製品でした。



 下請け設備業者さんがそのハウスメーカーの仕事もしているため、在庫を持っていて別の建設会社のこの建物で使用した訳です。


 当初から使用予定の排水管と同仕様の素材のものを使っていれば、性能は同等だから問題なしという判断のようです。

 仰る意味は解るのですが、建て主さんからすれば、他のハウスメーカーの建物で余った材料を、断りもなく自分の家づくりで堂々と使われた訳ですから気分の良いものではありません。

 下請け設備業者さんの感覚と、他社の社名が入った部材を自社の建物に存在することに平気な現場監督さんの感覚が理解できませんでした。



 たぶん印字されていたハウスメーカーさんは、下請け業者さんにはオリジナル部材を他社の現場での使用を禁止しているはずですので、ルールを破る下請け設備業者さんに対して、この後の建物内部配管の工事を任せるのが心配になってしまいます。

 
 もちろん検査時に建て主さんには報告致しました。

関東:石川 克茂



外壁のチェックポイント

 家は必ず経年劣化してきます。


 定期的なメンテナンスを行うことが、家を大切に永く使い続けるためには欠かせません。

 そのなかでも常に風雨にさらされ、太陽にあたり続けている屋根と外壁は特にメンテナンスが必要とされます。

 建ててすぐの時はきれいな屋根や外壁も、年月とともに徐々に劣化が進んでいきます。




 外壁についてご自分でもできるチェックポイントをお伝えします。

 サイディング張りの場合、全体を手でこすると白いチョークを塗ったようになると塗装するタイミングになって来ていると言えます。

 また、タイル調や石目調など、ガラが入っているサイディングだと全体的にはきれいでも、劣化してくると雨漏りの原因にもつながりかねないのが、サイディング同士のつなぎ目にあるシール部分です。

 パッと見はきれいな状態の外壁も、シール部分を見ると亀裂が入って隙間が空いてきていることがありますので、これもメンテナンスのタイミングと言えます。




 屋根や外壁は、10年から15年ごとにメンテナンスが必要と言われますが、ご自分で外壁を見てみることも良いと思います。

 その他にも、気が付かなかったことが発見できる場合もあるかもしれません。

 お部屋の中は見ていても。外回りは普段じっくり見ることが無いと思いますので、たまには家を見つめ直すきっかけになると思います。




 ご自分の家の状態を知っていれば、突然やってくる訪問悪質業者にも騙されることもなくなります。
 
 不安なことを言われたら、その場では返答せずイエンゴにご相談ください。


理事長:植田 達二


ツーバイフォー(ツーバイシックス)工法での検査必要ポイント

 当会のツーバイフォー工法の欠陥住宅予防検査では「1階床根太土台検査」があります。

 他の検査機関ではあまり実施していませんが、当会は重要と考えて検査しています。



 土台の釘留め不足や、土台位置のズレなどを指摘すること以外に、写真のような土台を支える鋼製束の不足も指摘することがあります。


 建設会社さんから「この検査で指摘事項ってほとんど無いのでは」と聞かれることがありますが、時々ある訳です。


 その時々ある構造的問題点を防ぐのが当会の欠陥住宅予防検査なのです。

関東:石川 克茂