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 家を建てる前に読む本 家づくり援護会[編]          もくじ第1章第2章第3章第4章第5章第6章第7章

第1章 家づくりのトラブルを防ぐ @

第1章 家づくりのトラブルを防ぐ

相談事例から−よくあるトラブルの例

欠陥住宅の悲劇
欠陥を隠す家づくり
欠陥住宅が生まれるメカニズム
施工ミスはどうして起こる?
あいまいな管理責任
現場責任者の不在

ハンコを押す前に=契約トラブルを防ぐ
建築条件付土地売買のケース
契約締結と解除の問題
契約手付金の問題

見積チェックのポイント
標準的な積算法
見積チェックの仕方
サービスも経費のうち
相見積もりは慎重に
予算は余裕を持って立てよう
登記および税金の予備知識

安心を担保する保険制度
家づくりにともなうさまざまなリスク
近隣への被害
入居後に気づくミス
工事現場が放火されたとき
施工業者倒産のケーススタディ

人任せは後悔のもと
人任せは後悔のもと

オンラインセミナーとの相違点
1.詳しい図版が20ページ以上!
2.最新の法改正などに対応済み!
3.付録として推薦施工業者一覧

相談事例から・・・よくあるトラブルの例

家づくりに関わるトラブルと言ってもさまざまです。中にはこんなことがあるのかと驚くようなことまで起こっています。最近、家づくり援護会に寄せられた相談の一部を紹介し、家づくりの現場で起こっているトラブルについて具体的に知っていただくことにしましょう。

新築一年になりますが、先日天井裏を覗いたところ、天井の断熱材がすべて落っこちていました。よく見ると、断熱材がガムテープで止まっている状況ですが、普通の施工なのでしょうか。(東京都・会社員)

築一年の住宅に住んでいます。二階の床が盛り上がってきたので、施工会社に問い合わせたところ、「梁が暴れてきているのでしょう」という回答でした。床をめくって下地材を削りましたが、また、同じところが盛り上がってきました。心配でしようがありません。  (埼玉県・会社員)

建物が完成したときから、外壁にひびが入っていたため補修をしてもらったのですが、その後、ひびが至るところに入ってきました。施工会社は、「特に問題ないので補修しかできません」といわれていますが、構造的に問題ないかとても心配です。(東京都・会社員)

施工会社と契約し、地盤改良工事と基礎工事が終わった段階で施工会社が倒産してしまいました。これからどうすればよいのかわかりません。基礎についても問題なく使えるのかわかりません。(静岡県・主婦)

築三年で、入居後一年になりますが、床下に白蟻とカビが発生しています。入居してすぐ床下に水が溜まっているのが発見されました。どういった対応をすればよいのかわかりません。(大阪府・男性)

設計事務所にお願いし施工業者に相見積もりを取っていますが、設計が決まらないまま進められ、見積もりを取れば取るほど金額が上がり予算を大幅にオーバーして困っています。また、約束の期日も半年以上過ぎ、このまま進めることに不安があります。解体工事は終わっているため、すぐにでも建て始めたいのですがそれもできない始末です。(大阪府・男性)

売り建て住宅購入後一年になります。設計段階で二階リビングの防音対策工事費を追加請求され支払いました。しかし、二階の音は一階に筒抜けで、売主に点検を申し入れたところ、防音工事は一切していないとのこと。これから工事すると、追加費用が発生するといわれました。こんなことが許されるのでしょうか。(東京都・会社員)

建物の耐震性を売りにしている会社が気に入り、土地探しから協力してもらいました。その施工会社の紹介という不動産屋から持ち込まれた物件が気に入り、購入を決めました。念のため地盤についての質問をしたところ、「近所を見ても問題ないので、地盤については心配ないでしょう」との施工会社の言葉を信じ、施工請負契約も結んでしまいました。購入後、気になり地盤調査をすると地盤が悪く補強工事が必要との結果が出ました。施工会社は、地盤補強して建てれば安心といいます。とても耐震性を売り物にしている会社の態度とは思えません。別の土地を探して建ててもらおうと申し出ましたが、その場合は請負契約を解除し、損害賠償まで請求するといわれました。なんとも納得いきません。(千葉県・男性)

住宅展示場に行った際、「今申し込んでいただくと、キャンペーン中のため100万円のサービスを行っています」との話。よさそうなハウスメーカーだったので申し込んだのですが、設計を詰めていくうちに話が変わり、予算をはるかにオーバーする見積もりになってしまいました。すぐにでも断りたいのですがどうすればよいでしょう。(愛知県・主婦)

現在建築中の建売り住宅を購入しようと考えています。売主は大手ハウスメーカーなので安心できると思いますが、家づくり援護会の欠陥住宅予防検査を入れたいと申し出たところ拒否されました。契約を急がされていますので不安です。(東京都・会社員)

現在、地元の工務店と建築請負契約を結び、近く確認申請を出す予定で毎週打ち合わせを行っています。私も家族もアレルギー体質なもので、シックハウスが心配で、契約先の工務店には、低ホルムアルデヒドの建材を使用して施工するよう指示しています。しかし、施工段階で指定した材料の使用を確認する方法がわからず困っています。(千葉県・主婦)

現在、大手ハウスメーカーで建設中なのですが、床の断熱材が入り石膏ボードが張られた状態です。その時点で水平器をあててみると、若干の傾きが見受けられますがだいじょうなのでしょうか。また、釘を打った面の板が割れている箇所が数箇所あります。ハウスメーカー側は三枚の板を重ねてあるので耐震性に問題はないというのですが心配です。素人目で見ても何か雑な感じがするのです。(千葉県・男性)

建築条件付ではないのですが、土地売主の建築業者に施工を頼もうと思い設計をしていました。当初より予算を提示していましたが、「大丈夫、大丈夫。」と言われるままに要望を出していました。見積もりをなかなか出してもらえず、先日ようやく金額が出てきて驚きました。予算を2000万円以上もオーバーする金額でした。どうしたらよいのか困惑しています。アドバイスをお願い致します。(東京都・主婦)

築五年になりますが、不具合で悩んでおります。室内建具の建て付けが悪く、建具が閉まらない状況です。請負業者は苦情を無視し、点検にも来てくれません。実際に来ていただき、診断をお願いできるでしょうか。(秋田県・男性)

右は、毎月100件近くも寄せられる家づくり相談のごく一部にすぎませんが、これらの事例を見て、家づくりに関するトラブルの多様性、多義性をなんとなく実感できたのではないかと思います。これからそれらのトラブルを回避するポイントについて一緒に考えてみましょう。     


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※実際の書籍の内容とは異なる場合があります。

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