鬼に訊け ~宮大工・西岡常一の遺言~
道具を大切にする。
道具は自分で育て作っていく。
山の南側で育った木は、建物の南側で遣う。
北側で育った木は、北側の材料とする。
棟梁が全責任を取るので、その下で働く職人は、思い切った仕事をしろ。
昔は、失敗すれば棟梁は腹を切った。
現代のコンクリートよりずっと寿命は長く
風雪に耐えて木造建築は千年以上の命を持つ。
今の木造住宅の寿命はたった30年。
合理的なことは考えず、時間が掛かってでも良いから本当の仕事をしろ。
ごまかしではなく、ホンマの仕事をやってもらいたい。
西岡棟梁が最後に残した言葉である。
職人としての技術が要らなくても出来るプレハブ工場化のいえづくり。
わずか2ヶ月ほどで完成する家。
寒い暑い、人間本位で考える家づくり、
家にとっては息が詰まり長生きできない気密化。
日本の家づくりについて今一度立ち止まり、考え直さないといけないのでは
と警鐘を鳴らす西岡棟梁のお言葉であった。
ご興味のある方は、ぜひこのYouTubeをご覧ください。
鬼に訊け -宮大工 西岡常一の遺言-
関西:鉢嶺 民雄