下請け業者に任せきりが原因での工事ミス
家づくり援護会で実施している工事中の検査
「欠陥住宅予防検査」の上棟後確認での指摘事項です。
金物のビス打ちの忘れです。
現場監督は金物を通常確認しますが、
会社によっては職人に任せ切りで確認していない場合があります。
写真のようではせっかく取り付けた金物も、
地震時の引き抜きに耐える意味を成していません。
現場を見る目を増やして、ミスが無いよう当会のような第三者検査が必要です。
関東:石川 克茂
全国の会員が日々の相談・検査・設計・研究などの活動から皆さまに役立つ事例、家づくりに関する地域の情報、社会情勢ニュースに対する専門家としての意見などを発信していきます。
家づくり援護会で実施している工事中の検査
「欠陥住宅予防検査」の上棟後確認での指摘事項です。
金物のビス打ちの忘れです。
現場監督は金物を通常確認しますが、
会社によっては職人に任せ切りで確認していない場合があります。
写真のようではせっかく取り付けた金物も、
地震時の引き抜きに耐える意味を成していません。
現場を見る目を増やして、ミスが無いよう当会のような第三者検査が必要です。
関東:石川 克茂
家づくり援護会で行っている工事中の検査「欠陥住宅予防検査」、上棟後確認での指摘事項です。
金物の釘打ちの忘れ4本です。
現場監督さんも柱などの金物は通常確認しますが、写真のような屋根の軒先金物までしっかり確認していない場合があります。
写真の金物は風圧による屋根のあおりに耐えるための重要な金物です。
下請け業者に任せきりにしている施工業者だからと予想します。
関東:石川 克茂
いまだに減らない悪徳訪問業者にご注意ください。
近隣で工事をしていたという屋根業者から
「お宅の屋根が痛んでいるようだから、ついでに見てあげる」と言われ、
梯子で屋根に上ってみてくれた結果、
「屋根の板金とその下の木がボロボロになっている」と写真まで見せられとのこと。
「すぐに直さないと雨漏りが始まる」と迫られたらしいのですが、
その時はすぐに頼むことはせずこちらに連絡がありました。
当会で改めて屋根の点検をしたところ一切問題はなく、
見せられた写真も別の建物の写真ではないかと説明し、今回は事なきを得ました。
屋根は普段みることができないため、写真まで見せられると心配になってしまいますよね。
そこにつけ込む悪徳業者を我々は許すことはできません。
近隣で仕事をしているからと言って安易に見せることはせず、
また、すぐに頼むことは絶対にやめていただき、まずは当会までご連絡ください。
関東:植田 達二
家づくり援護会で依頼を受けた工事中の検査「欠陥住宅予防検査」。
断熱材検査での過去の指摘事項です。
写真上は2階床下に当たる部分でしたが断熱材が取り付けられていませんでした。
写真下は設計図面と違う断熱材が設置されていました。
断熱材工事の仕方により、住環境に影響して結露やカビの原因にもなります。
工事状況を確認することが重要です。
家づくり援護会では、住宅診断(ホームインスペクション)を実施しています。
工事中の状況を確認しておくことをおすすめします。
関東:石川 克茂
イエンゴ家ゼミ オンライン
よい業者を選ぶ⑥
当会には施工業者への不安を訴える相談が多く寄せられています。業者選びの失敗は家づくりにとって致命傷になりかねません。良い業者を選ぶことは良い家を造る第一条件といっても良いでしょう。
こんな業者を選んだらダメ!(①~⑧)
⑥土地の契約と同時に工事請負契約を迫る建築条件付土地売り業者
建築条件付土地売買は本来、土地売買契約の後、打ち合わせをしていったが、残念ながら合意出来ず最終的に工事請負契約に至らなかった場合に、締結した土地売買契約も白紙撤回出来るというものです。
しかし業者の中には、土地売買契約の際に同時に工事請負契約の締結も勧めるところがあります。
工事請負契約は、自分が建てたい家づくりをしてくれる業者かどうか考えてから締結するよう用心してください。
次回は⑦です。
イエンゴでは家づくりを始める方向けのセミナー「イエンゴ家ゼミ」を開催しています。
相談実例を踏まえたNPOならではの内容です。ぜひご参加ください。