金物の意味がない!

釘の打ち忘れ
家づくり援護会で行っている工事中の検査「欠陥住宅予防検査」、上棟後確認での指摘事項です。
金物の釘打ちの忘れ4本です。
現場監督さんも柱などの金物は通常確認しますが、写真のような屋根の軒先金物までしっかり確認していない場合があります。
写真の金物は風圧による屋根のあおりに耐えるための重要な金物です。
下請け業者に任せきりにしている施工業者だからと予想します。
関東:石川 克茂
全国の会員が日々の相談・検査・設計・研究などの活動から皆さまに役立つ事例、家づくりに関する地域の情報、社会情勢ニュースに対する専門家としての意見などを発信していきます。
釘の打ち忘れ
家づくり援護会で行っている工事中の検査「欠陥住宅予防検査」、上棟後確認での指摘事項です。
金物の釘打ちの忘れ4本です。
現場監督さんも柱などの金物は通常確認しますが、写真のような屋根の軒先金物までしっかり確認していない場合があります。
写真の金物は風圧による屋根のあおりに耐えるための重要な金物です。
下請け業者に任せきりにしている施工業者だからと予想します。
関東:石川 克茂
断熱材が必要な部分に設置されていない
設計図面と異なる断熱材が使われていた
家づくり援護会で依頼を受けた工事中の検査「欠陥住宅予防検査」。
断熱材検査での過去の指摘事項です。
写真上は2階床下に当たる部分でしたが断熱材が取り付けられていませんでした。
写真下は設計図面と違う断熱材が設置されていました。
断熱材工事の仕方により、住環境に影響して結露やカビの原因にもなります。
工事状況を確認することが重要です。
家づくり援護会では、住宅診断(ホームインスペクション)を実施しています。
工事中の状況を確認しておくことをおすすめします。
関東:石川 克茂
階段下の壁断熱材の剥がれ落下
基礎のひび割れ
依頼を受けて、新築建売住宅の引渡し前の内覧に同行して床下を確認した際に発見したものです。
写真のように鉄筋がむき出しの状況でした。
床下を確認しなければそのまま引き渡されるところでした。
家づくり援護会では、住宅購入診断(ホームインスペクション)を実施しています。
新築建売住宅や中古住宅の購入前におすすめです。
関東:石川 克茂
階段下の壁断熱材の剥がれ落下
基礎のひび割れ
中古住宅の購入を考えている方は、床下や小屋裏の確認をおすすめ致します。
購入してから直す必要がある箇所があるかどうかを見つけるためです。
上の写真のように、経年劣化による不具合や、外回りからでは分からない欠損があれば、永く快適に暮らすためにまず直さないとなりません。
当会では中古住宅診断を実施しておりますので、ぜひ内覧時にご利用ください。
関東:石川 克茂
前回の
「家づくりに携わる当事者と第三者について」では
当事者と第三者の立場の違いを書いています。
当会の第三者検査である「欠陥住宅予防検査」には
原則、依頼者の立ち会いを求めています。
本人が無理な場合は配偶者や近親者が立ち会われる場合もあります。
検査後、依頼者の方が立ち会われた場合は
依頼者の方と現場監督の双方に、
依頼者の方が立ち会われない場合は
現場監督に検査での説明をして、
指摘カ所は確実に是正を実施するようにしています。
依頼者の方がどうしても検査に立ち会われない場合は、
指摘カ所の概要を検査日または翌日に
依頼者の方、現場監督双方に
e-mail等でお伝えするようにしています。
検査に立ち会えないからといって、
検査の方法が変わることはありませんし、
検査後の指摘カ所の是正の実施が滞ることもありませんので、
安心して検査を依頼していただきたいと思います。
検査に立ち会う事が難しい方は
「委任状」(書式は当会でお渡しします)を
用いて、当会が依頼者の代理として検査に立ち会っています。
また、当会の「欠陥住宅予防検査」は
現場が設計図通りに施工されているか
否かを確認する検査ですが、
一般的な技術的基準・設計図が意図する内容の確認も含みます。
関東:今井 利一