日々イエンゴ

全国の会員が日々の相談・検査・設計・研究などの活動から皆さまに役立つ事例、家づくりに関する地域の情報、社会情勢ニュースに対する専門家としての意見などを発信していきます。

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〇〇様邸 ~日本語まで崩すハウスメーカー~

〇〇様邸 ~日本語まで崩すハウスメーカー~  


 我々が普段あまり使わない言葉に「邸」という語があります。
 家を建てるときに耳や目にする言葉です。

 「邸」という言葉は、広辞苑によりますと、「やしき」とあります。
 更に「やしき」を引くと、「立派な門構えの大きな住宅。邸宅。」と書かれています。
 すなわち邸という言葉には、敬意をこめてその人の家のことを言うのです。

 ところがいつの間にかハウスメーカーが見積書や図面に「〇〇様邸新築工事」という実に妙な言葉を使い始めました。

 これでは、様様と二重敬語になってしまいます。

 「邸」に「様」など付ける必要はないのです。
 正しくは、シンプルに「〇〇邸新築工事」で良いのです。

 今やハウスメーカーが先導し使い始めた間違った日本語を工務店までが真似て同じように使っています。
 大手が使っているので間違いないだろう。
 家づくりも同じですが、日本人が弱いブランド志向です。

 自分自身でしっかりと考え判断しないといけません。

 これっておかしくない?
 間違っていない?と
 惑わされてはいけません。
 おかしいことはおかしいのです。

 自信を持って「〇〇邸新築工事」と日本語を正しく守り遣っていくことが大切です。


関西:鉢嶺 民雄


3月の徳島無料相談会(予約制)

■ 徳島 無料相談会(予約制) ( 毎月第1土曜日に開催しています。)

家づくり援護会(イエンゴ)の会員(一級建築士)が、家づくりのあらゆるご相談に応じます。


令和5年3月4日(土) 午後3:00~5:00

相談担当予定:橋本 順一(一級建築士) 鉢嶺 民雄(一級建築士)          

会 場 : とくしま県民活動プラザ
    : 徳島市東沖洲2-14 沖洲マリンターミナルビル1階
      JR徳島駅前、徳島市営バスターミナル6番のりばから
      「中央市場」行きに乗車、「沖洲マリンターミナル」下車すぐ。
      または「沖洲・南海フェリー」行きに乗車、「南沖洲4丁目」にて下車、徒歩10分
      【とくしま県民活動プラザ・アクセスマップ】


参加費 : 無 料

予約制となります。開催日3日前までにご予約お願いします。    
ご予約は、関西支部事務局まで。
電話:06-6551-7734
メール:kansai@iengo.ne.jp

※なお、お急ぎの場合は、電話相談・メール相談等、
 随時受け付けておりますので、ご連絡ください。


★次回徳島無料相談会の予定
(予約制となります。開催日3日前までにご予約お願いします。)

令和5年4月1日(土) 午後3:00~5:00



さいたま市にお住まいの方へ ~無料相談会のお知らせ~

さいたま市にお住まいの方へ

無料家づくり相談会を開催します。
進め方や契約、設計の内容が分からない、工事中の心配ごとなど、
ご質問に一級建築士が応えます。
お気軽にご予約ください。

令和5年3月4日(土) ※予約制です


相談会開催予定地:
◆埼玉・さいたま市:
さいたま市市民活動サポートセンター
住所:埼玉県さいたま市浦和区東高砂町11-1 コムナーレ9F
最寄りの公共交通機関
JR東北本線浦和駅下車徒歩約1分
アクセスマップはこちら<アクセスマップ>


ご希望の方は当会事務局 石川までお問い合わせください。

予約先:NPO法人 家づくり援護会 担当:石川
 TEL:03-3405-1358
 FAX:03-3405-1398
 e-mail:info@iengo.ne.jp



さいたま市市民活動サポートセンターには
当会のパンフレットが置いてあります。
お気軽にお持ちください。


工事中の不良施工の3つの原因

 何事の結果には原因があります。
 
 工事中の不良施工にも原因があります。


 
 最低でも工事中には3回のチェックポイントがあるのですが、それを全て見逃してしまうことであとで施工不良が発見されることがありますし、中には施工不良が発見されないまま出来上がった建物に居住してしまうこともあります。
 
 家を建てる方・家を買われる方は今一度ご自身の家についてお考えいただく機会になれば幸甚です。


 今回はその3つの原因についてです。


①職人自らによる未チェック
 間違っていないと思いこんでいる職人も多いようで、自らチェックしていないことがあります。
 また、ミスに気が付いていても「このくらいはいいだろう」という甘い認識で進めている場合もあります。
 まずここでミスに気が付けば修正も小さくて済むのですが、スルーされてしまうことがあります。


②現場監督の未チェック
 このことも当会ブログでたびたび指摘していますが、現場監督が現場を厳しくチェックできていないことです。
 多くの現場監督は工事の段取りが主な仕事のようになっていることも問題の1つかと思われます。


③工事監理者による現場の未チェック
 各現場ごとに「工事監理者」という現場チェックの責任者が決まっています。この「工事監理者」は確認申請書に名前が記載されています。
 ですが、「工事監理者」が自ら現場をチェックしていることは少ないのが実情のようですので、この段階でもスルーされているのが現状です。



 このようにミスが発見されなければ、そのまま工事は進んで完成してしまいます。

 ですので建て主の方たちは、「工事中のチェック情報」を必ずもらってください。
 「誰が」「どのように」チェックしたのか、工事写真やチェックシートなどの「工事中のチェック情報」をもらってください。完成してしまうと骨組みなどは見ることがほとんどできませんので。

 施工業者を信じることは大事ですが、信じるに値する情報を得ることで安心を担保できると思いますので、遠慮なく申し出て自分自身を守ってください。
 


関東:大垣 康行


契約のご相談でも結構です!

埼玉県久喜市にお住まいの方へ

 埼玉県ではさいたま市と久喜市で定期的に家づくり無料相談会を実施しています。(予約制)

 
 計画や工事、住まいの不具合に関するご相談だけでなく、請負契約に関する内容のご相談もございます。
 
 何かご不安解消のきっかけになればという思いで実施しています。
 
 お気軽にご連絡ください。



【過去のご相談例】

・ハウスメーカーの間取り計画が使い勝手として良いか不安(自分の描いたイメージ絵そのままで進み、専門家としてのアドバイスが無し)

・まだ細かい打ち合わせが出来ていないのに請負契約を急がされている

・工事中に基礎の位置が低いことに発覚した



ご相談の方は当会事務局までお問い合わせください。

連絡先:NPO法人 家づくり援護会
 TEL:03-3405-1358
 FAX:03-3405-1398
 e-mail:info@iengo.ne.jp



家づくり援護会は地域のために進んで継続的に活動している久喜市市民活動団体として
埼玉県久喜市のウエブサイトに掲載されています。


関東:石川 克茂