日々イエンゴ

全国の会員が日々の相談・検査・設計・研究などの活動から皆さまに役立つ事例、家づくりに関する地域の情報、社会情勢ニュースに対する専門家としての意見などを発信していきます。

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5月の大阪無料相談会

■ 大阪 無料相談会 ( 毎月 第2土曜日に開催しています。)

家づくり援護会(イエンゴ)の会員(一級建築士)が、家づくりのあらゆるご相談に応じます。

平成 30年 5月 12日(土) 午後3:00~5:00

相談担当予定:寺村 栄晃(一級建築士) 福本 省三(一級建築士)          

会 場 : 大阪南港 ATCビル ITM棟9階 ATC輸入住宅促進センター
      : 大阪市住之江区南港北2-1-10
            【ATC輸入住宅促進センター/交通アクセス】

参加費 : 無 料

予約なしでも受付いたしますが、順番をお待ちいただく場合がありますので、
なるべくご予約されますことをお勧めいたします。    
ご予約は、関西支部事務局まで。(電話:06-6551-7734)

※なお、お急ぎの場合は、電話相談・メール相談等、
 随時受け付けておりますので、ご連絡ください。


★次回相談会の予定

平成 30年 6月 9日(土) 午後3:00~5:00

相談担当予定:小池 康弘(一級建築士) 太田 善博(一級建築士)


イエンゴでの住宅設計と現場監理(伊豆)

イエンゴでの設計と現場監理を経て完成した建物

イエンゴで設計・監理をして昨年引き渡した伊豆の住宅です。

建て主の方との接点は、「購入したい土地が伊豆にあるのだが、どのくらいの家が建てられるのか?」という相談を承ったのが始まりで、イエンゴで設計・監理するようになりました。

建て主の方は当時横浜在住で居住していた家はバブルの時代に購入した住宅で、「いくつか不満点があり大きさにも満足していないので、リタイア後に今よりも広い家でのんびりとしたところで過ごしたい」とのことで伊豆に家を建てることにしたそうです。

イエンゴに設計・監理を依頼される方のなかには、居住地から距離がある方が何人かいらっしゃいます。それは自分で建築途中に遠隔地にある自宅の工事を定期的に確認するのは不可能だし、現場監理をしっかりしてくれ、全国に建築士会員がいるイエンゴに頼むのがベストと考えてのことかもしれません。

関東:今井 利一


これまでの国の地震対策は…

出典:家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック 平成27年度版 東京消防庁

これまでの国の地震対策の特徴は建物の耐震強化を図ることで倒壊しない家に改修し家を守ろうというものでした。しかし実際に耐震改修工事を実施した住宅は、持家住宅数の4%程度だそうです。なぜ一般住宅の耐震化工事が進まないのか。一番の理由は多額の費用が掛かるためのようです。
数十万円から数百万掛かることありますし、当会で開催している「地震に備える集い」に参加者からの声では、「正直なところ、いつ来るかわからないものにお金を掛けられない」というのが現状のようです。
とはいえ、今回の地震でとりあえず建物は大丈夫だったとしても、上表のとおり、家具等の転倒は心配なわけです。経済負担が軽く誰もが採用できるわが家の地震対策として、家づくり援護会がお薦めするのが「防震」対策です。
家具ごとの危険度を判定し、どの家具を固定すべきか、効果的な家具固定方法は何かを決め、併せて安全な避難経路をどこにするか判定する対策です。

関東:石川 克茂


4月の神戸無料相談会(予約制)

■ 神戸 無料相談会(予約制) ( 偶数月 第4土曜日に開催しています。)

家づくり援護会(イエンゴ)の会員(一級建築士)が、家づくりのあらゆるご相談に応じます。


平成 30年 4月 28日(土) 午後3:00~5:00

相談担当予定:太田 善博(一級建築士) 寺村 栄晃(一級建築士)          

会 場 : 兵庫県立のじぎく会館
    : 神戸市中央区山本通4丁目22-15
      JR元町駅阪神元町駅より北へ15分
      神戸市営地下鉄県庁前駅より北へ5分
      【のじぎく会館 アクセスマップ】

参加費 : 無 料

予約制となります。開催日3日前までにご予約お願いします。    
ご予約は、関西支部事務局まで。(電話:06-6551-7734)

※なお、お急ぎの場合は、電話相談・メール相談等、
 随時受け付けておりますので、ご連絡ください。


★次回神戸無料相談会の予定
(予約制となります。開催日3日前までにご予約お願いします。)

平成 30年 6月 23日(土) 午後3:00~5:00

相談担当予定:福本 省三(一級建築士) 日浦 弘章(一級建築士)


中古住宅購入診断の実例

家づくり援護会が中古住宅購入診断を実施してから10年以上の時が経ちます。
比較的初期の中古住宅購入診断の実例を掲載します。

この建物は2004年6月に神奈川県愛甲郡で中古住宅購入診断を実施、築22年の木造2階建住宅。

①北側と東側の基礎の換気口(床下の通気を確保するため)の角に、 0.8mmのクラック(ヒビ)が入っていました。

1mmにも満たない0.8mmのひび割れなど問題ではないと思われるかもしれませんが、参考として平成12年に施行された品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)の告示では、住宅の紛争処理の参考となるべき技術的基準として、「住宅の基礎で構造材による仕上げの場合、または仕上材と構造材にまたがった幅0.5mm以上のヒビ割れは瑕疵(かし)が存在する可能性が高い」とされています。

ただし、品確法が施行されてから適用される判断ではあるし、建物によって個別の要件があり、どの建物も一様にヒビ割れが0.5mm以上の場合、瑕疵が存在するとは言えませんが、0.8mmのヒビ割れが一般的にどう解釈しているのかはご理解いただけたと思います。

検査した2004年当時ですでに築22年たっている住宅であり、このように床下換気口周りにヒビが入っているのは、基礎に鉄筋が入っていない可能性が高いのです。


②床下換気口の不足:
基礎の南面にはサンルームを増築してあるため換気口が塞がれており、西面の換気口が不足しているため、床下がカビ臭く、湿気も多かったです。また、1階床裏の断熱材は設置されていない状態でした。


床下の換気口は建築基準法では、5mに1か所かつ300平方センチメートル以上必要となっていますが、中古住宅では確保できていない建物は意外と多いのです。

また、今回の建物のように、増築時に換気口をつぶしてしまっている例をよく見かけます。
この建物はもともと換気口が不足しているところにきて、南側にサンルームを増築していたため、通気が十分ではなく、床下がかび臭く、湿気もこもっていました。

この建物の建設当時(昭和57年)の住宅金融公庫(昔は割と住宅を建てる多くの人が住宅金融公庫の融資を受けていた)の仕様書を見てみると、公庫の融資を受けていた建物であっても、断熱化の割増融資を受けなければ、公庫の断熱化の仕様に適合させる必要はなかったようで、1階床の断熱材が無い住宅は結構多かったものと思われます。

中古住宅を購入する場合は、床下の換気口や小屋裏の換気口の数も大事な確認ポイントです。

関東:今井 利一