日々イエンゴ

全国の会員が日々の相談・検査・設計・研究などの活動から皆さまに役立つ事例、家づくりに関する地域の情報、社会情勢ニュースに対する専門家としての意見などを発信していきます。

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工芸を暮らしに


日本の伝統文化、それを支える伝統技術、これからも残すべき、伝えるべきものがあるのではないでしょうか。

地域の伝統工芸もそのひとつ。

関東の窯場のひとつに益子焼があります。飾り気のない素朴な色合いで、毎日の生活で使われる茶碗や皿といった生活に密着した陶器です。
陶器は「土もの」と呼ばれ、力強く、温かみのある印象があります。
こういった焼物産地の陶器を住まいの洗面ボウルにすることも魅力的です。

伝統工芸を暮らしに取り入れる。

家づくりで地域文化や産業と係わり、貢献することはいかがでしょうか。

関東:石川 克茂


新築建売購入診断の床下で

新築建売住宅の購入診断で床下を確認したところ繋がっていない電線がありました。繋がっていない電線を伝っていくと外壁の防水コンセント裏にたどり着きました。防水コンセントには通電されてなかった訳です。建売住宅の内覧会では見えてくる表面的な箇所のみの指摘で終わらせてしまうのが一般的ですが、こういう事象を見ると床下や天井裏の確認も必要です。

関東:石川 克茂


床下で繋がっていない電線の写真


曲がり屋

江戸時代末期に茨城県那珂市戸崎に造られた曲がり屋と呼ばれる民家。母屋から土間、牛や馬を飼う厩(うまや)が突き出し、鉤(かぎ)形に曲がっていることから「曲がり屋」と呼ばれています。曲がりの理由のひとつに「冬の北東の風が直接母屋に吹きつけるのを避けた」ためが挙げられています。寒さの厳しい東北地方から茨城県の一部に見られる代表的な民家のようです。日本の民家は地域の気候・風土、文化、生活様式などと関わりながら現在に至っています。住まいの伝統・文化を継承し、地域に根ざした快適な住まい=「地の家」を創造していくこともこれからの課題だと考えます。

関東:石川 克茂



写真:那珂市役所商工観光課の「那珂市 曲がり屋」パンフレットより抜粋